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2008年7月

2008年7月28日 (月)

宮沢賢治『松の針』

note朗読はこちらに引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

P11305531

一日の終わりを告げる夕焼けタイム・・・。
今日は真っ赤に燃える力強い夕焼けが西の空を彩りました。

前回、宮沢賢治「永訣の朝」の朗読に挑戦しましたが、今日は「松の針の朗読に挑戦です。
「永訣の朝」に続き、妹とし子の死に際し書かれた連作となっている作品に「松の針」「無声慟哭」があります。 賢治の妹とし子に対する深い気持ちに触れてみたいと思い三部作と言われているこれら作品の朗読をしてみようと思いました。

松のえだを頬に当てて
「ああいい さつぱりした  まるで林のながさ来たよだ(林の中に来たようだ)・・・
とさっぱりした表情をするとし子。。
そんなとし子を見て「私に一緒に行けとたのんでくれ・・・」と哀願する賢治・・。
「永訣の朝」に続き、死に向かっていくとし子ととし子を見守る賢治の気持ちがせつない詩です。

『松の針』

    さつきのみぞれをとつてきた
    あのきれいな松のえだだよ
おお おまへはまるでとびつくやうに
そのみどりの葉にあつい頬をあてる
そんな植物性の青い針のなかに
はげしく頬を刺させることは
むさぼるやうにさへすることは
どんなにわたくしたちをおどろかすことか
そんなにまでもおまへは林へ行きたかつたのだ
おまへがあんなにねつに燃され
あせやいたみでもだえてゐるとき
わたくしは日のてるとこでたのしくはたらいたり
ほかのひとのことをかんがへながら森をあるいてゐた

      (ああいい さつぱりした
              まるで林のながさ来たよだ)

鳥のやうに栗鼠のやうに
おまへは林をしたつてゐた
どんなにわたくしがうらやましかつたらう
ああけふのうちにとほくへさらうとするいもうとよ
ほんたうにおまへはひとりでいかうとするか
わたくしにいつしよに行けとたのんでくれ
泣いてわたくしにさう言つてくれ

     おまへの頬の けれども
     なんといふけふのうつくしさよ
     わたくしは緑のかやのうへにも
     この新鮮な松のえだをおかう
     いまに雫もおちるだらうし
     そら
     さわやかな  
     terpentine(ターペンテイン)の匂もするだらう

terpentine(ターペンテイン)=松やに 

検証・宮沢賢治の詩〈2〉「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」
検証・宮沢賢治の詩〈2〉「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」  

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音楽は「音楽工房 夢見月」さんよりお借りしています。

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2008年7月21日 (月)

宮沢賢治『永訣の朝』


note朗読はこちらに引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

P1130316今日はリクエストを頂きました、宮沢賢治の『永訣の朝』の朗読に挑戦しました。
リクエストにお応えできるほどの技量はないのですが・・・。
私なりの「永訣の朝」に仕上がったかな・・・と思いますので、
お時間のある方は是非お聴き下さい。。 

「永訣の朝」は最愛の妹とし子の臨終に書かれた詩で「心象スケッチ 春と修羅」に所収されています。
自分は先に逝ってしまうけれど、残された兄の一生が明るいものであるようにと、  
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」 (雨雪をとってきて賢治(兄)さん)と、兄に一椀のあめゆきを取ってくるように頼みます。

人間は死を目の前にした時、残された愛する人のことを想いながら死んでいくのだと、改めて知らされました。 

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こちらのページに「永訣の朝」の詳しい解釈が掲載されています。
「永訣の朝」解釈

camera・・1996年に賢治の生誕100年を記念して公開された映画「宮沢賢治その愛」のパンフレット&その映画にエキストラ出演させて頂いた時の息子のスナップ(右の子)(大船撮影所にて・・)

                                                                             

『永訣の朝』 宮澤賢治

けふのうちにとほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
   (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっさう陰惨な雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
   (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
青い蓴菜のもやうのついた
これらふたつのかけた陶椀に
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
わたくしはまがったてっぽうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした
   (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
蒼鉛いろの暗い雲から
みぞれはびちょびちょ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになって
わたくしをいっしゃうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまっすぐにすすんでいくから
   (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
 銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの
そらからおちた雪のさいごのひとわんを……
…ふたきれのみかげせきざいに
みぞれはさびしくたまってゐる
わたくしはそのうへにあぶなくたち
雪と水とのまっしろな二相系をたもち
すきとほるつめたい雫にみちた
このつややかな松のえだから
わたくしのやさしいいもうとの
さいごのたべものをもらっていかう
わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ
みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも
もうけふおまへはわかれてしまふ
(Ora Orade Shitori egumo)
ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
あああのとざされた病室の
くらいびゃうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ
この雪はどこをえらばうにも
あんまりどこもまっしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ
   (うまれでくるたて
    こんどはこたにわりやのごとばかりで
    くるしまなあよにうまれてくる)
おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上のアイスクリームになって
おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ

永訣の朝―宮沢賢治詩集 (美しい日本の詩歌 11)
永訣の朝―宮沢賢治詩集 (美しい日本の詩歌 11)

Shu3_2音楽は秋山裕和さんよりお借りしています

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2008年7月13日 (日)

「クライマーズ・ハイ」

Photo

久しぶりに映画を観に行ってきました。
観た映画は「クライマーズ・ハイ」

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

1985年8月12日におきた御巣鷹山の日航機墜落事故・・
この時の地元群馬の新聞社で繰り広げられた人間模様を描いた映画です。
この地方新聞社に実際に勤めていたという著者横山秀夫氏。。
実体験から描かれた地方新聞社を舞台にしたストーリーは、
観るもののこころに鬼気迫るものがありました。

何気なく毎日読んでいる新聞・・。
一つの新聞が出来るまでには様々な人間模様が交錯し、
そこには想像を絶する世界があるのだと、知らされました。

映画は事故当日から1週間の地方新聞社に焦点を合わせていますが
私が印象に残ったのは映画の最後の方で、事故で亡くなった方が
家族にあてた遺書を読むシーンでした。
「今迄は 幸せな人生だったと感謝している」・・・と
下降していく機内の中で死を覚悟した時・・・
「感謝」という言葉がでることに心を打たれました。
生かされている私はもっと日々に感謝して
生きていかなければならないのだと思いました。

私は平井堅さんの歌が好きで良く聴くのですが、
アルバムに収録されている坂本九さんとのデュエットで
「見上げてごらん夜の星を」を聴くと、
この事故を思い出して、聴くたびにウルッときてしまうのです。。

蛍星

元ちとせさんが歌う映画のイメージソング「蛍星」
♪手を広げたら 欲張るだけで
いらないものまで掴む
両手ですくう それくらいでいい
小さく光るもの 逃さずに 落とさずに
蛍星♪

2008年7月 7日 (月)

願いごと。。

P11208201♪ ささのはさらさら のきばにゆれる 
おほしさまきらきらきんぎんすなご♪

今日は七夕。。
高幡不動尊につづく参道には
地元の保育園の子供たちが飾りつけた色とりどりの七夕飾りが風に揺れていました。
子供たちのたくさんの願い事をつけた七夕飾りを見ているとホッと心が和みます。

我が家でも子供が小さかった頃は山に笹を切りに行って、七夕飾りを作るのが恒例の行事になっていました。
親子で折り紙を切りながら飾りを作ったり、短冊に願い事を書いて吊るしたのは、今でも良い思い出です。

「うたがじょうずにうたえますように・・・」
「やきゅうがうまくなりますように・・・」
「おはしがじょうずにつかえますように・・・」

子供の願い事はとてもシンプルです。。
大人になると願い事はどんどん増えて・・・・
そして、心のどこかで、「願い事は叶わないもの」・・・と思ってしまう自分がいることに気づきます。

でも未月さんの5行詩にあるように・・・・
叶わなければ、また願えばいいんですよね。。

Photo_4 「願いごと」  by…中島未月

『願いごとは
願いどおりに
叶わなくて
だから
また 願う』

七夕の今日・・・
皆さんはどんな願い事をしましたか。。。

camera・・・マンションのテラスから撮影した今日の夕焼け。。
突然、幻想的な空が広がりました。。

「願いごと」の5行詩が入った中島未月さんの本です
「好き」からはじめよう 大切なことに気づく45のメッセージ

著者:中島 未月   

「好き」からはじめよう  大切なことに気づく45のメッセージ

   

書籍の予告ムービーはこちらから→ http://hare.main.jp/suki.html 
中島未月さんのH・Pはこちら→ 心が晴れる「はれ、ことば」

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Tam88c_1

音楽は「TAM Music Factory」さんよりお借りしています。

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2008年7月 1日 (火)

心が晴れる はれ、ことば『はな』

今日から7月。。
早いものでもう1年の折り返し地点です。
ふと、気がつけば・・
ポッドキャスティングのリスナー数が1000人を超えました。。
のろのろのカメ更新の朗読ブログですが・・・視聴して下さっている皆様・・・
本当にありがとうございます。
これからは音声だけではなく、写真とともに日常の出来事や感じたこと・・・色々な事を綴っていけたらな・・・と思っていますので・・・これからもどうぞよろしくお願いします。

Photo_57月に入った今日は、過ぎてきた半年間の厄落としとお礼参りを兼ねて・・・
自宅(仮住まいのマンション)から5分ほどの高幡不動尊にお参りに行ってきました。

高幡不動尊の山内には四国八十八ヵ所の霊場のうつしが設けられています。

山あじさいの咲き乱れる中を、自然の息吹を感じながらのんびりと歩いてきました。

うぐいすの鳴き声を聴きながら・・・ひとつひとつお地蔵様に手を合わせて歩き、身も心もリフレッシュすることが出来ました。

Photo_9 可憐に咲く山あじさいを見ていて思い出したのが、中島未月さんの「はな」という五行詩。。

『大きさでなく
その花が
たしかに
咲いている
という現実』

山の中で誰かに見られることがなくても凛と咲き誇っている小さな花のように・・・
私も今与えられた場所でしっかり生きていきたい。。そんな風に思いました。

いつも元気をもらっている中島未月さんの新刊です。

「好き」からはじめよう 大切なことに気づく45のメッセージ

著者:中島 未月

「好き」からはじめよう  大切なことに気づく45のメッセージ

書籍の予告ムービーはこちらから→ http://hare.main.jp/suki.html 
中島未月さんのH・Pはこちら→ 心が晴れる「はれ、ことば」

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音楽は「TAM Music Factory」さんよりお借りしています。

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