宮沢賢治『おきなぐさ』
うずのしゅげを知っていますか。
うずのしゅげは、植物学では、おきなぐさと呼ばれますが、おきなぐさという名はなんだかあのやさしい若い花をあらわさないようにおもいます。
そんならうずのしゅげとはなんのことかと言われても私にはわかったようなまたわからないような気がします。
【続きは青空文庫でどうぞ・・・】
こんな書き出して始まる宮沢賢治の「おきなぐさ」という物語をご存知ですか?
岩手の旅で「おきなぐさ」に出会い、この朗読をしたくなりました。
(写真は遠野で見つけた「おきなぐさ」の花です)
この作品は賢治が27歳の時に書かれた作品です。
最愛の妹トシを亡くした後の半年間、賢治の詩の作品は見つかっていないそうです。
空白の半年間のあとに書かれたのが、この「おきなぐさ」だということです。
物語の最後、種になったおきなぐさは、風にのって飛び散っていきます。。
賢治はおきなぐさの魂は天に昇った・・・と書いています。
それはきっと、トシの魂が天に昇ったのとだぶらせているのではないかと思いました。
実際に「おきなぐさ」=「うずのしゅげ」を見たあとは、物語の内容がよく理解でき、賢治が「おきなぐさ」を通して伝えたかったこと・・・命は終わっても、魂は生き続ける・・・というメッセージが伝わってきたように思いました。
こんな可憐な花を題材に「命」について書いてしまう賢治の感性は素晴らしいと思いました。
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おきなぐさ;いちょうの実 (日本の童話名作選) 著者:宮沢 賢治 |
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コメント
長い物語の朗読、お疲れ様でした。
妹を亡くした賢治は「おきなぐさ」を見つけたことで季節の移ろいに”はっ”と気づき、妹の死後に賢治の中で止まっていた時が再び動き出したのでしょう。季節が着実に進んでゆく中で止まっていた自分に気づいたのでしょう。人は悲しみを乗り越えるときにどこかで思い切って前に進まなければならないときがあります。おきなぐさとは反対の方向に飛び立ったヒバリは賢治自身なのかも知れません。
投稿: gram | 2009年5月18日 (月) 00時58分
賢治のおきなぐさ、私はブログ拝見して初めて この作品の存在知りました。賢治が妹を亡くした後に書かれた作品なのですか…賢治のいろいろな想いこもった作品なのかも…今のmikaさんの感性にはやはり何かを感じさせるものがあったのかも。図書館で聴かせていただきます。
投稿: ろくりん | 2009年5月18日 (月) 06時47分
こんばんは。。
いつもコメントありがとうございます
今回はちょっと長かったですね。
二度読み直す元気がなく一回でアップしてしまったので・・お聞き苦しいところもありますけど・・ご愛嬌・・ということで・・
gramさんの書かれた通りですね。
おきなぐさの存在が賢治に季節の移ろいを感じさせ、前に進む力を与えたのですね。
ヒバリは賢治自身・・・そうかも知れませんね。
投稿: mika | 2009年5月18日 (月) 23時52分
こんばんは
意外と「おきなぐさ」は知られていない作品なんですよ。。
私もまだまだ知らない作品がたくさんあるんです。
これからもあまり知られていない作品の朗読もしていきたいな・・と思っています。
今回は長いですから・・・
時間の余裕のあるときに・・・聴いてみて下さいね。。
投稿: mika | 2009年5月18日 (月) 23時55分
はじめまして^^
私は翁草(おきなぐさ)が大好きです。庭にも咲き、あちこちにおきなぐさに逢いに出掛けます。
うずのしゅげのお話を静かに目を瞑ってじ~っと聴いておりました。
あなたの美しい声、心揺さぶる朗読により最後の魂の場面には目頭が熱くうるうるとなりました。
宮沢賢治の世界を、愛するおきなぐさの物語を、あなたの素晴らしい朗読で知ることが出来てとても幸せです。
紹介してくださったのはナイソーヤさん。
お二人に心からのありがとうを・・・。
我が家のうずのしゅげの種子は今日もまた風にのって飛んでゆきます・・・・いったいどこへ行くのでしょう・・・。
投稿: ラビ | 2009年5月25日 (月) 09時06分
はじめまして。。
コメントありがとうございます。
ナイソーヤさんのご紹介ですか!
わ~ とっても嬉しいです
ラビさんのお庭におきなぐさが咲いているのですね!
私も庭におきなぐさを植えようと・・・園芸店に行って見ましたが・・・今年はもうみんな天に昇ってお星さまになってしまった後で・・・来年の3月まで待たないとダメでした。
まだまだ先だけれど・・・庭をうずのしゅげでいっぱいにする夢ができて、今から楽しみにしています。
ラビさんちのうずのしゅげの種子・・・風に乗ってどこかで新しい命に生まれ変わるのですね。
賢治の作品を読んだ後は小さな草花がとっても愛おしく感じますね。。
ラビさん、これからもよろしくお願いします。。
投稿: mika | 2009年5月25日 (月) 22時40分
こんばんは。
やっと、mikaさんの朗読・・・パソコンで聴けました
優しい声。。。なんだか、ほっとしました
すごく、気持ちが癒されました(o^-^o)
優しい「安らぎの時間」ありがとう
投稿: momo | 2009年5月26日 (火) 22時33分
おはよう
朗読聴いてくれてありがとう。。
momoさんもパソコンデビューだね。。
momoさんも朗読ブログに挑戦してみてね!
楽しみにしているよ
投稿: mika | 2009年5月27日 (水) 08時13分
mikaさん
「おきなぐさ」をまだ読んだことがない私ですが
一番先にmikaさんのやさしいお声でこの作品に出会えたことを今とても嬉しく思います
最愛の妹さんを亡くしたあと半年間も・・
賢治さんの心は・・
その後にこの作品が・・
そのことを思うとき なんとも切ない想いになります
mikaさんのご感想の中の
「命は終わっても魂は生き続ける・・」
賢治さんの「命」への感性のすばらしさ・・
そのmikaさんの感性に・・
私はひきつけられてしまいました
ぜひ 私も「おきなぐさ」のご本を
この手にしてみたいと
思いました
感謝です mikaさん・・
投稿: くみ | 2009年5月31日 (日) 18時28分
こんにちは。。
コメントありがとうございます。
とっても嬉しいです
私の朗読、まだまだで恥ずかしいのですが・・
こうしてたくさんの方に、賢治の作品を知ってもらえるきっかけになったら嬉しいなと思っています。
文字を読むだけでは伝わらないものも音にするとはっきりと伝わってくる気がしています。
これからも賢治作品に挑戦していきたいな・・と思っていますので、くみさん、また遊びに来て下さいね。。
投稿: mika | 2009年6月 1日 (月) 18時44分
はじめまして。どんぽのばぶさんです。
朗読を聞き終えて
「朗読上手ですね」という感想が帰って来る朗読もあれば「いいお話ですね」という感想が帰って来る朗読もあります。
あなたの今回のおきなぐさの感想は後者のそれであると思います。
お話の大切な部分がしっかりしっとり伝わってくる朗読だったと思います。
さて、この作品を朗読作品としてさらにもっと深めた朗読にしていただけたならと私なりに気がついたことを一つ問いかけてみようと思います。
小岩井農場の南、あのゆるやかな七つ森の西のはずれの西側の枯れ草の中に咲いた二本のうずのしゅげの会話の展開です。
おきなぐさはその変幻の光のトリックの中で『夢よりも静かに』会話をするのですが…。
この会話を仮にAのうずのしゅげとBのうずのしゅげとしましょう。
このAとBとの性格をもっと明確にすると、はたしてこれらの会話は単純にABABAB…というような読みわけの会話の進行となるでしょうか?
ぼけとつっこみみたいなふうにはなりませんが、いずれにしましても、片方(A)が何かを発見したり疑問を抱いたりして話題を提供すれば、もう片方(B)がそれに応じて「次の発見」や「確認」や「ダメダシ」をだすという友達関係が見え隠れしてきませんか。
そして会話の部分を注意深く繰り返し読んでみると、どちらか一方は『早い』という感動のキーワードをしきりと言います。速さや、速さを伴った動きに対して鋭敏な感性を持っている…。
こうしてみますと一つ一つのカッコ書きのセリフは両者の間で必然性をもって語られてくるように私には思えます。この言葉はAかな、こっちはAというよりもむしろBだろうな…etc。
これはあくまでも私流の解釈ですからそのままあなたも同じように感じられるとは限りませんが、私としてはその辺のディティールも磨き上げられた朗読作品にあなたの世界の中でこの「おきなぐさ」が今後さらに成長されますことを楽しみにしたいと思います。
投稿: どんぽのばぶさん | 2009年7月 9日 (木) 01時12分
はじめまして。。
ご丁寧なコメントありがとうございました。
とても勉強になりました。感謝です。。
朗読って奥が深いですね。
私はイメージだけで読んでしまって物語の奥深くまで掘り下げて読んでいなかったな・・と思いました。
舞台となると、役作りでもっともっと深く掘り下げるのに。。
朗読も同じですね。
会話の部分のアドバイス・・ありがとうございます。
確かに仰るとおりかも知れませんね。
「おきなぐさ」・・もっと極めたいと思いました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
投稿: mika | 2009年7月 9日 (木) 21時59分
mikaさん
多少なりともヒントをお届けできたようでうれしく思います。
会話の構成や展開を考えるという題材としては「注文の多い料理店」にでて来る二人の猟師の会話のやり取りなどでも試みられると面白くなると思います。こちらの二人の場合はそれこそ「ぼけ」と「突っ込み」みたいなフレーバーをほのかににじませられると楽しいです。そしてそれをするためにはやはり会話の振り分けをABABというように機械的にやっていたのではピンボケします。時にはABBAというようなアクセントが妙に会話をさらに生き生きさせてくれます。
この言葉はAさんかな、こっちはBさんかな…みたいに「小さな必然性」をコツコツ積み上げていくに限ります。またそのように中身の読み取りを掘り下げていくプロセスを含んだ朗読の練習は実に味わい深いものだと思っています。
投稿: どんぽのばぶさん | 2009年7月10日 (金) 04時16分
こんばんは。
お陰様で・・とても参考になりました。
本当にありがとうございます。
「注文の多い料理店」の漁師の会話も楽しめそうですね。
今度ばぶさんの朗読で「注文の多い料理店」を聴いてみたいです。。
投稿: mika | 2009年7月11日 (土) 00時17分