宮沢賢治『よだかの星』③
宮沢賢治作 『よだかの星』③
『つめたいものがにわかに顔に落ちました。
よだかは眼をひらきました。一本の若いすすきの葉から露がしたたったのでした。
もうすっかり夜になって、空は青ぐろく、一面の星がまたたいていました。
よだかはそらへ飛びあがりました。今夜も山やけの火はまっかです。よだかはその火のかすかな照りと、つめたいほしあかりの中をとびめぐりました。
それからもう一ぺん飛びめぐりました。
そして思い切って西のそらのあの美しいオリオンの星の方に、まっすぐに飛びながら叫びました。
「お星さん。西の青じろいお星さん。どうか私をあなたのところへ連れてって下さい。灼けて死んでもかまいません。」』
(音楽はTAM Music Factoryさんよりお借りしています)
「よだかの星」の朗読も今日で最後です。
忙しい時間を割いて私の拙い朗読にお付き合い下さっている皆さま・・ありがとうございます。「よだかの星」①②を聴いてコメントや感想を送って下さりとても嬉しく思っています。
ついでに・・・「よだかの星」の最後もお付き合いくださいね。。
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よだかの星 (宮沢賢治どうわえほん) 著者:宮沢 賢治 |
悪口を言われて鳥の仲間から疎外感を感じて自ら空へ旅立った「よだかの星」の話は現代のいじめによる自殺・・・と結びつくような話ではないかな・・・と思いました。
賢治はこんな自殺者が増える現代を予測していたとは思えないけれど、人生の辛さみたいなものを賢治自身が感じていたのかな・・・と朗読をしていてふと思ってしまいました。
前回朗読した「おきなぐさ」も最後は星になり、「よだか」も最後は星になって輝き続ける・・・という賢治の作風から、姿形はなくなっても「いのち」は永遠に生き続けるのだよ・・・というメッセージを感じることができました。
さて・・最近の私は気の向くままに色々なことに挑戦したり参加したりしていますが・・新しく「Club Will be」という残間里江子さんが主催しているクラブに登録してみました。
ちょうど、子供も独立したし、母の介護もなくなったし・・
独りの時間を有意義に使って人生を楽しく生きたい・・という私の今の心情と、
「Club Will be」のコンセプトがピッタリと合ったので即参加してみました。
「お国言葉で語りっこ」の告知もしていただきました。
http://www.club-willbe.jp/bbs/index.html#0623minwa
また新しい世界が広がりそうで楽しみです。
皆さんも登録してみませんか?
お知らせ![]()
6月28日(日)「お国言葉で語りっこ」
川崎市立日本民家園にて 1時半~
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コメント
3回に分けての朗読、素晴らしかったです!
子供のころ「よだかの星」を初めて読んだとき、星に関心を持ち始めた頃だったのでオリオンとか大熊星といった星座の名前が出てくるので興味深く読んだ反面、きれいな星にはなったけど結局は死んでしまったよだかがかわいそうでなりませんでした。
でも、賢治が言いたかったのはmikaさんの言うとおり、姿形はなくなっても命は生き続けるということなんですね。遠い記憶に置き去りになっていた疑問がmikaさんの朗読のお陰ですっきりしました。ありがとうございました。
いよいよ、人前での語りですね。釈迦に説法ですが、伝えたい気持ちを持って、大勢いてもひとりに語りかけるように・・・楽しんできてくださいね!
投稿: gram | 2009年6月25日 (木) 01時10分
こんばんは。。
長い朗読にお付き合い頂いてありがとうございます!
感謝感謝です。。
子供のころに読んで感じた思いを今でも覚えているのは凄いですね。
賢治の作品は子供向けの童話のようですけれど、実はとても奥が深いんですよね。。
最後、星になって輝き続ける・・というのは賢治の宗教観の現れでもあるようです。
アドバイス、ありがとうございます!
まずは、自分が楽しんで・・語ってきますね
投稿: mika | 2009年6月25日 (木) 22時38分
『美意延年』へコメントをありがとうございました。
こんな梅雨時でも高原は爽やかな風が吹いていました。
私の知り合いに読み聞かせをしている人たちがいます。
mikaさんの朗読を聴いてみたいと言う方がいましたのでHPを紹介しました。
近いうちにアクセスすると思います。
よろしくお願いします。
投稿: SHOW | 2009年6月26日 (金) 09時04分
こんにちは。。
爽やかな高原の風、ありがとうございました(^-^)
ご友人に読み聞かせをされている方がいらっしゃるのですね。
ブログを紹介していただいて、ありがとうございます。
朗読をやられている方と交流が持てたら嬉しいです
投稿: mika | 2009年6月26日 (金) 17時28分
ヨダカが自分の姿のコンプレックスから自分を変えるために無謀な挑戦に挑み やがて力尽きて星になる… なんか今日命落としたのマイケルと重なるような
…
投稿: ろくりん | 2009年6月26日 (金) 21時07分
こんばんは。。
マイケル・ジャクソンの訃報には驚きましたね。
7月のツアーを目前にして・・・。
また命の儚さを痛感してしまいました。
明日生きていられる保障はないから、今日という日を全力で生きないと・・と改めて思った一日でした。。
投稿: mika | 2009年6月26日 (金) 23時47分
突然ですが、コミュニケーションサイトを運営しております。
p-netbanking と申します。当サイトでは、
「人気ブログをランキング」を重要なテーマとし、
ブロガーの方々の、コミュニケーションの場を提供すると同時に、
どなたでも無料で参加でき、よりエンターテイメントに、
気軽に立ち寄れるサイトを目指し、日々、努力をしています。
貴ブログ様のご登録の御願いにコメント欄を
お借りしてご案内をいたしました。
是非とも、貴ブログのご登録、及び、
ランキング参加を御願いできれば幸いです。
こちらのサイトです。
http://www.p-netbanking.jp
検索バー横にブログ登録フォームがあります。
また、検索サイト・ランキングサイト等より訪問しております。
重複してご案内になりましたらお詫び申し上げます。
なお、全く興味のない方は、削除してください。
失礼いたします。
投稿: Anonymous User | 2009年6月27日 (土) 05時12分
mikaさん、こんにちは
mikaさんが興味を持たれたという「club willbe」が気になり、サイトの方までお邪魔して色々と見てきました。
様々なジャンルの方との交流が出来て素敵なサイトでしたね。精神的にまだまだ未熟な私でも良いのかしら・・・とつい不安になりましたが、もっと活動などを読ませて頂きたいととても興味が沸きました。
素敵なサイトを教えていただきありがとうございました。
投稿: lou_tan | 2009年6月27日 (土) 16時06分
こんばんは
「club willbe」は私も年齢的に少し早いのかな・・とも思ったのですが、年齢拘わらずだったので登録してみました。
これからのクラブみたいで、今はまだアットホームな感じが凄くいいですよ。
スタッフの方もとても親切です。
lou_tanさんも是非登録してみて下さい!
投稿: mika | 2009年6月27日 (土) 21時27分
はじめまして・・┏○ペコ
ふらりと・・
やさしい言葉に誘われるように
やってきてしまいました・・
よだかのほし・・読みました
奥の深さを感じましたよ・・
朗読は・・未知の世界に私を引きずりこみました
機会があったらまた・・
投稿: 夕凪 | 2009年7月17日 (金) 09時12分
はじめまして。。
コメントありがとうございます。
賢治さんの作品は本当に奥が深いですね。
夕凪さんも朗読をされるのでしょうか?
今後ともどうぞよろしくお願いします
投稿: mika | 2009年7月17日 (金) 22時13分
「よだかの星」の輝きが示してくれているもの
自分探しの旅は、決して平坦で安易な道のりではありません。
ときには無視され、侮られ、けなされ、馬鹿にされ、…それでも諦めずに求め続けます。
人の価値は、その人が死んだ時に何をしたかで決まるのではなく、生きているときに何をしようとしていたかによって決まります。よだかはどう生きたかによって結果「星の輝き」となったのです。いや、「輝く星」になったというべきか…その辺のところは今の私にはあいまいです。
「よだかはもうすっかり、力を落としてしまって、羽を閉じて地に落ちていきました。そしてもう一尺で地面にその弱い足がつくというとき、よだかは、俄かにのろしのように、空へ飛び…」
はてさて『…俄かにのろしのように…』とはどういうことなのでしょう。
肉体としてのよだかはこの時点ですでに地面に激突しているのでは・・・と思えてなりません。
狼煙(のろし)のように空に飛び上ったものは『よだかの魂』だったのではないでしょうか。
『…ただ心持は安らかに、その血のついた大きなくちばしは、横に曲がってはいましたが、確かに少し笑って…』
よだかは自殺したのでもないし、鷹から逃げ出したのでもない、とことん自分探しをやり遂げたのです。とことん生き抜いたのです。
私たちも、この人生をどのように生き抜いたかによって、周囲の人々の心に残る夜空に輝く星にもなれるという「回路」が用意されていることをこの物語は私たちに教えてくれているのです。
これが私が「よだかの星」という作品を『私の人生の応援歌』だと思うゆえんです。
投稿: どんぽのばぶさん | 2009年7月26日 (日) 01時01分
>狼煙(のろし)ように空に飛び上ったものは『よだかの魂』だったのではないでしょうか
私が読んだ時は、魂ではなく、よだかが最後の力を振り絞って飛んでいったという解釈で読みました。
おそらく死を覚悟しての行動だったのではないかな・・という解釈です。
>私たちも、この人生をどのように生き抜いたかによって、周囲の人々の心に残る夜空に輝く星にもなれるという「回路」が用意されていることをこの物語は私たちに教えてくれているのです。
これが賢治の伝えたかったことなんでしょうね。。
賢治もまた、東奔西走して人生を生き抜き、人々の心に残る輝く星になったのですから・・。
ばぶさんの人生の応援歌「よだかの星」・・
本当に奥の深い素敵な作品ですね。
投稿: mika | 2009年7月27日 (月) 10時45分
淡水です。
朗読の語りに直ぐ馴染みます。
確信的と言うか、統一感があると言うか。
良い緊張感が保たれていますね。
投稿: | 2009年8月11日 (火) 00時17分
コメントありがとうございます。
朗読聴いて頂いてありがとうございました。
まだまだ未熟者ですが…
気持ちを大切に読んでいます。
これからもよろしくお願いします。。
投稿: mika | 2009年8月11日 (火) 08時30分